プレスリリース

2015/04/13

  • 株式会社パブリッシングリンク

第9回 らぶドロップス恋愛小説コンテスト【選考結果】

このたびは、「第9回らぶドロップス恋愛小説コンテスト」に多数のご応募をいただき、まことにありがとうございました。
厳正なる審査の結果、下記3作品の受賞が決定しました。

 

●「第9回らぶドロップス小説コンテスト」受賞作

最優秀賞
(副賞20万円、書籍化)

天内秤 さん
『これはきみが知らない物語』

優秀賞
(副賞5万円)

葉月りゅうさん
『とろける愛を包み込んで』

らぶドロップス
編集部特別賞

海蓮さん
『インビジブル・スレッド』

※「らぶドロップス恋愛小説コンテスト」受賞作品配信一覧。

●選評

<新潮社プリシラブックス編集部>
最終選考に残った作品はいずれも力作ぞろいで、とても楽しく選考させていただきました。今回のテーマは「運命の恋」。この普遍的なテーマをいかに物語に深く取り込めるかが、評価のポイントになりました。
最優秀賞を受賞した『これはきみが知らない物語』は、とてもロマンティックでひたむきな愛を描いた作品です。
とある事情から、ヒロインを守るためだけに生きる謎の同僚・神谷。その「事情」がユニークで面白いのですが、彼のヒロインを大切に思う気持ちが作品全体からひしひしと伝わってきました。一生懸命仕事に取り組むヒロインも好感が持て、彼女が失敗を重ねながらたどり着く幸せなラストには、きっとたくさんの読者が勇気づけられると思います。

 

<らぶドロップス編集部>
「運命の恋」。
このテーマのもとに、一番多く集まったのは「初恋の人との再会」を描いた作品でした。
最終選考に残った3作品、『インビジブル・スレッド』(海蓮さん)、『とろける愛を包み込んで』(葉月りゅうさん)、『これはきみが知らない物語』(天内秤さん)のうち2作品には、幼い頃に別れた初恋の人との再会がつづられています。
そんな中、テーマをどう料理し、オリジナリティのある物語に仕上げたか、が受賞の最大のポイントとなりました。
最優秀賞を受賞した『これはきみが知らない物語』は、選考側の予想を裏切る“運命の恋”に出会わせてくれました。ヒロインの前に、突然現れた謎めいた男性。彼女には、彼の記憶はまったくないのに、彼はどうも彼女のことを知っているようなのです。急接近していく二人、なのに、なぜか結ばれそうで結ばれない…。ミステリアスな作品なのに恋愛のときめきやモヤモヤもしっかりと描かれていて、特にラブシーンの巧さはダントツだったと思います。

『これはきみが知らない物語』はブラッシュアップした後で、めろさんのイラストを表紙にして電子書籍化。同時にプリシラブックスより書籍化されます。優秀賞の『とろける愛を包み込んで』も、電子書籍化して近日配信いたします。

 

以上、第9回らぶドロップス恋愛小説コンテストの発表及び総評とさせていただきます。
ご応募いただきました皆様、どうもありがとうございました。