仕事はできるものの、片思いの相手に“好き”と言えない美咲。ある晩、自分の想いを持て余し酒を飲み過ぎた彼女を介抱してくれたのは、王子様のような金髪碧眼の男性だった。翌朝、職場であるホテルに出社した美咲の前に、昨晩の“王子様”が総支配人として登場。創業者一族の御曹司である彼は、美咲を自分の専任補佐に指名する。その強引な仕事ぶりに反発する美咲に、彼は「仕事の効率のため君を誘惑する」と宣言して――。素直になれない意地っぱり女子が、本当の恋にめぐり逢うまでを描いたハートフルなラブストーリー。第6回らぶドロップス恋愛小説コンテスト通常部門、最優秀賞受賞作。