川島美咲は、著名な弁護士を父に持つ良家の子女。通う高校の生徒会長・直人は幼馴染みで、彼に特別扱いされながら、何一つ不自由のない高校生活を送っていくはずだった。美術部顧問の柏木に、他人には絶対見られたくない、自分のある行為を目撃されるまでは。「きみって、自分の力ではなんにもできない子だよね」。柏木の言葉は美咲を翻弄し、支配し、拘束する。そして、直人にとって特別な存在であったはずの自分の地位を、図書委員長のゆかりに脅かされつつあることを知った美咲は…。学園という名の楽園(エデン)で繰り広げられる恋物語「恋愛教室シリーズ」第二弾。