跳ねっ返りのお嬢様、華道家元の一人娘・東海林撫子の元にいきなり舞い込んだ突然の結婚話。しかも相手は、数日前に撫子を馬鹿にして暴言を吐いた最悪の男、伊吹。彼は、生花の流通を手がける大手企業の御曹司だった。つまり政略結婚!? 冗談じゃないと反発する撫子に伊吹は「俺がベッドに引っ張り込みたくなるような大和撫子だって、証明してみせろ。そうすれば破談にしてやる」と。そう言いながらも伊吹は、毎日花を抱えて会いに来ては、キスで彼女を惑わせて…。明朗快活すぎるお嬢様と、調教気質の甘黒御曹司。衝突しながらも近づき合う、じゃじゃ馬ならしの顛末は?